バルクメール初期設定
バルクメール(一斉メール送信)機能の利用には、以下の追加設定が必要です。本機能は、サーバーのメールサービスの転送機能を利用して実現しています。このため、サーバーのメールサービスの設定を変更する必要があります。これには、サーバーの管理者権限が必要です。(管理者権限が無い場合は、別の方法を検討する必要がありますが、ここでの説明は省略します。)
- メールサービス設定ファイルの変更
- 一斉メール用設定フォルダーの作成とパーミッションの設定(既に存在する場合は不要)
- 以上で基本的な設定は終わりですが、外部からのメールを受信し、転送する場合は追加の設定が必要です。
iptablesなどのファイアーウォールを利用している時は、SMTPポートへの外部からのアクセスを開放することを忘れないで下さい。 - 外部からのメールを受信する場合、一斉メール配信用のアドレスに外部からの着信を許可しないためには、更に追加の設定が必要です。
- 初期設定完了フラグ(initialized ファイル)を設置して下さい。
- 転送設定ファイル(エイリアスファイル)の編集を行って下さい。
- 設定が正しく行われていことを確認するため、実運用を始める前に、必ず作動テストを行うようにして下さい。サーバーの環境に応じて更に追加の変更・調整が必要な場合があります。
postfixでの実行例) // 設定ファイルの編集 vi /etc/postfix/main.cf // 最終行に以下を追加 myhostname = showbay.jp // サーバーのホストネームと異なる場合 allow_mail_to_files = alias, forward, include alias_maps = hash:/etc/aliases, hash:/var/www/wordpress/wp-content/themes/awa5next-showbay/bulkmail/aliases alias_database = hash:/etc/aliases, hash:/var/www/wordpress/wp-content/themes/awa5next-showbay/bulkmail/aliases postfix reload
実行例) mkdir /var/www/wordpress/wp-content/themes/awa5next-showbay/bulkmail chmod o+w /var/www/wordpress/wp-content/themes/awa5next-showbay/bulkmail
実行例) // 設定ファイルの編集 vi /etc/postfix/main.cf // 最終行に以下を追加 inet_interfaces = all // 設定の反映 systemctl restart postfix // centos7の場合
実行例) vi /etc/postfix/main.cf smtpd_recipient_restrictions = check_recipient_access hash:/etc/postfix/access ... /etc/postfix/access: group1@showbay.jp permit_mynetworks,reject ... postfix reload
実行例) cd /var/www/wordpress/wp-content/themes/awa5next-showbay/bulkmail touch initialized